コロナに負けない!第2弾:地元のために国産の高濃度アルコールを! ~株式会社篠崎様の取り組みに見る企業とSDGsの向き合い方~

出典:株式会社篠崎 ホームページ
(http://www.shinozaki-shochu.co.jp/)

全国で発令されていた約1か月半にも及ぶ緊急事態宣言も解除となり、少しずつ日常が戻り始めました。しかし、依然として福岡県内では北九州市など、連日感染者が報告されており、皆さんもまだ見ぬ第2波・第3波に不安を感じていらっしゃるかと思います。コロナウィルスと中長期的に付き合うことを前提とした社会・生活の変革が本格的に求められてきたと肌で感じるシーンも多くなりました。

そうした中、自社の強みを活かしてコロナ禍で生じた課題を解消する取組を進めている企業様が多くいらっしゃいます。

当社も取引をさせていただいている株式会社篠崎様(朝倉市)もその一社です。
篠崎様は老舗蔵元としてのノウハウを活かし、厚生労働省の特例の下、保管していた40%の焼酎(米・麦)を蒸留器で再度蒸留工程を経て、高濃度エタノール「ALC66レッド」(度数66%)を製造していらっしゃいます。既に福岡を中心に全国の量販店や酒販店、医療機関などから問い合わせがあり、10万本以上の供給を行ったとのことです。

この取り組みを始められた背景には、2017年に発生した九州北部豪雨があります。
篠崎様も店舗や設備などが浸水し、莫大な被害を受けましたが、その折に地元の方々に温かい支援を頂き、いつかその御恩を地元にお返ししたいという想いが常にあり、今がその時と行動を起こされたそうです。

これまで築き上げてきたノウハウを、今一番社会に求められる形に発展させて地域に還元する。
このような篠崎様の取り組みは、企業が社会の一員としてSDGs(持続可能な開発目標)を達成するためにできることの1つではないでしょうか?
(本例はSDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」ゴール11「住み続けられるまちづくりを」に該当すると考えられます)。

 

 

「ALC66 レッド」は消毒用アルコール需給逼迫の際のあくまで代替品であり、今後は増産予定が無いとのことですが、弊社はこの素晴らしい取り組みに賛同し、事務員やドライバーの業務で活用させていただいています。

 

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